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いつからだろう、貴方と張り合っていたのは…
小さな頃は、貴方よりそろばんが出来るのを自慢していたっけ…
でも、あなたは、いつの間にか私の出来ないことを、どんどん出来るようになってしまった。
やっと、絵や歌もあなたに近づいたと思うわ、文章だって、上手に書ける様になった。
そんな私を、貴方はいつも大事にしてくれる。
貴方といつも一緒に…あなたのお手伝いが出来るようになったのが嬉しい。
貴方のことは、何でも覚えてる。
お友達の事だってなんだって、貴方に関係のあることは忘れずに覚えているわ…。
でも、不思議…貴方は、そんなにすごいのに、大事なことをすぐ忘れちゃうんだから。
私の誕生日なんて、覚えてないんだから。
私は、貴方のことを忘れたりしないのに…。
(私のサイズは結構覚えてるけどね…ぽっ)
でも、いいわ、私が覚えておいてあげるから、いつでも聞いて!
いつでも、答えてあげるから。
だって、私もようやくテラバイトの記憶力が持てるようになったんですもの。
あなたの、その自慢のニューロン結合には到底かなわないけれど、貴方に近づくまでは進化はやめないわ。
そして、いつか言うの、
『貴方とひとつになりたい』って。
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